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陰鬱キラキラにっき

雨、おおきなピザ

2022年3月26日(ど)

 

もう何日もなにもしていない。なにもしていないことなんてあるわけないけれど、例えばいま書いているこれの1つ前の日記が262日前(なんなんだ)だったのですが、262日間何をしていましたかと言われても、いや特に何もしていないですと言ってしまいそうになる、そういう、なにもしていない。

 

こういう日のために雨はあるんだとおもう。晴れはいつも、何かをしないといけない切迫感に駆られるので天敵だ。雨はだれの味方でもないけれど、少なくともわたしの敵ではなさそうで、好き。晴天の日に家の中から窓の外をぼーっと眺めると、太陽に反射した庭の緑がきらきらしていて、それがとてつもなく眩しくて嫌になる。歯医者さんのライトとか、屈託の無い優しさとか、眩しいものは基本的に苦手なので、澱みの雨に惹かれてしまうのは必然だった。雨のこともっと話したいけれど眠すぎるのでまた今度に。

 

本当、はやく老衰したい。きょうは夜ごはんにでっかいピザを2枚頼みました。雨だけど生地がしなしなじゃなくてよかったです。

 

 

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優等生+Bセット

7月6日
 
大学は4限終わり。いつもなら自分も加わることになるバス停の超・長蛇の列を横目に、大好きな墓友(墓友というのは同じ墓に入ると決めているくらい大切な友達のことです)の助手席に乗って洒落た洋食屋さんに行った。この洒落た洋食屋さんは例外無くトイレも綺麗に洒落ていたので信用できる。特に水道の蛇口ひねるやつのビジュアルが良かったです。
 
とにかく私はオムライスが食べたくて、絶対にオムライスを頼もうと決めていたのにオムライスだけでも5種類くらいあってかなり困った。とろとろデミグラオムライスの上にステーキ乗ってるやつに目が眩んだけど、慣れない場所で突然尖っている者に絡むのは私の性に合わないので、最終的にド定番優等生オムライスを選んだ。優等生に込められる浪漫は無限だから。
 
追加したBセットにはスープとドリンクが付いていて、ドリンクの選択肢にりんごジュースがあったのも信用できる。
 
目の前に現れたオムライスを見て涙が出そうになった。最近食べるオムライスはいつも、バ先で小学生と作る卵ひとり一個ずつとかいうふざけたオムライスだったから…。洒落た洋食屋さんの卵複数使いのオムライスを見て、ああオムライスってこれのことかと気付いたし思い出した。真のオムライスを食べただけでもスペシャルだけれど、もっとスペシャルにしてやろうとBセットまで付けた私の了見と、墓友と向かい合ってする食事の幸福さも含めて、すごく良い夜だった。
 
 
 
 
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