月曜日の要求
2022年4月11日(げつ)
最近読んだ本がリビングでとっ散らかりはじめたので整理しようと自室の本棚に持っていったら本棚が足りなくなってしまい、断念。
本棚っていつも足りない。
なんとかかんとかありあわせの棚的なもので工面して、よしいけるぞと思ってもまたすぐに足りなくなる。ジモティーでいつも本棚を探してるけど全然無くて、本棚を買うためにお金を貯めようとするけれどその前に本を買ってしまう。
読みたい本の量に、財布と本棚が追いつかないので図書館(←デカくて最高)へ通う。それでも我慢できなくてすぐにブックオフや栄の丸善(←デカいし、会員カードつくりますを言えた数少ない本屋さんのひとつなので最高)に行ってしまう。
「幸福感を覚えられない人は食に走ってしまう」みたいなことをマツコ・デラックスが言っていたとツイッターが言っていましたが、それは本当にそうで、そしておそらく幸せなはずのわたしは、幸せだということに気づかないままいつも幸福に渇ききっていて、食物だけでは飽き足らず、糅てて加えて活字までもをぱくぱくもぐもぐしなければいけないのかもしれない。活字はそれを読んだひとのカロリーを消費することはあっても摂取はできなくて、匂いがすることはあるけれど味はほとんどしない。だからいつも飴やグミを口に含みながら読書をする。
本、読んでどうするのと言われるけれどまあほんとどうするのやらと思うし、どうするってなんだよと思うし、余計に口を閉ざす頻度が高くなり社交面などではどんどんアホちんになってゆくし、なんにせよすべてどうにもならなくて、本を読むとか読まないとか映画を観るとか観ないとかに関わらず、いつもさいあくな感じはどこかしらで渦巻きながら、でも最終的に全員いつかしぬということを鑑みれば、寂しいことに、たぶんこれらは大体いつかどうにかなります。
本棚を、ください。